バレンタインデーは以前は「本命チョコ」と「義理チョコ」があって
女性から男性に渡すものでした。
学校でも、女子が皆で相談して、クラスの男子に義理チョコを配るとか
せいぜいそんな関わり方だったような気がします。
ここ数年「友チョコ」という言葉が出てきて、渡す相手が男性に限定されなくなってきましたね。
その結果、加熱したブームのせいで、小学生の頃から友チョコにストレスを感じることが増えてきているようです。
ここはどうやって友チョコに関わっていくのか、親子で考えていく必要がありそうですね。
友チョコ 子供はどうしたがってる?
お子さんは友チョコを準備するのを楽しんでますか?
積極的に「作りたーい♪」と楽しんでいるようなら
そのまま見守ってあげましょう。
あまり気が進まない様子であれば、まず気持ちや考えを聞いてあげると良いですね。
小学校から女子の世界は難しいものがあります。
グループがあれば、皆同じであることが求められますし
リーダー格の子の言う通りにすることを、強いられたりすることもあります。
そんな中で楽しく過ごしているのか
それとも何か気乗りしないものを抱えながら過ごしているのか
お子さんの正直な気持ちを聞くチャンスかもしれませんね。
もし「友チョコ、持ってくるのが当然よね」という雰囲気があった場合
それに対して「自分はしない」と自分で決めていて、周りに流されないように意思を貫くつもりなのか
「本当はしたくないけど、あげないと後でいろいろ言われるのがツライ」と、あげる方向性で考えているのか
お子さんの性格によって考えが違うと思います。
もしかすると、親と意見が違っているかもしれません。
そんな時に「せっかくだから楽しもうよ♪手伝ってあげるから」とか
「そんなくだらない習慣、参加しなくても良いんじゃない?」とか
親の意見を押し付けることは避けたほうが賢明です。
こういう時は子供が自分で考える良い機会ととらえて
「あなたはどうしたいの?」と、話を聞いてあげたり
「どうしたらいいかな~?」と、いっしょに考えてあげましょう。
友チョコのお金は誰が出す?
ご家庭ごとに決まりごとがあると思います。
またお子さんの学年によっても、違ってきますよね。
小学校低学年だとお小遣いも少ないので、親が負担せざる負えない部分もあると思います。
年齢が上がって「自分で出すよ」と言うようなら、任せたら良いと思います。
「お金が足りないけど、友チョコはやりたい」という場合は
一方的に「こうしなさい」というよりも、「どうしてほしいの?」と聞いてから
「お母さんは、ここまでならやってあげるよ」と、妥協点を提案するようにしてみましょう。
またお年玉を、あらかじめ友チョコ用に取っておくという人もいるようです。
そして予算が決まったら、その予算内でいかに人数分の友チョコを準備するかと考えるのも
学校では出来ない、生きた社会勉強にもなりますね。
友チョコの断り方とマナー
友チョコイベントに参加したくないお子さんの場合
ちょっとめんどうなのが断り文句ですよね。
自分できちんと自分の気持ちを言えるようなら、そのまま見守ったら良いと思います。
「何かあった時に相談に乗るからね」と、こちらの気持ちを伝えておけばいいでしょう。
「何て断ったら良いか、わかんない」と困っていたら
助け舟を出してあげたら良いと思います。
状況にもよりますので、何がベストの方法かわかりませんが、たとえば
「私は友チョコ作りたかったけど、お母さんがダメってやらせてくれないの」とか
学校で禁止されてるのなら
「学校の決まりは、やっぱりちゃんと守りたい」とか・・・
こういうことを考えたり、うまくかわしていくのも、必要なスキルなのかもしれません。
断ったことで友達との関係が悪くなったり、いじめに発展していないかどうか
しばらくは注意して見守ってあげましょう。
またもしこちらはあげてなくても、もらった時には
ホワイトデーの時に、簡単なもので良いので、お返しするようにアドバイスしておきましょう。
日本人特有の、贈り物とお返しの風習を学ぶ機会になると思います。
まとめ
バレンタインの友チョコブームは、はっきり言って迷惑な部分もありますが
文句を言っていても仕方がありません。
料理や経済、コミュニケーションを学ぶ機会ととらえて
お子さんと向き合いながら、前向きに取り組んでいきましょう☆
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