お正月もしばらく経つと、冷蔵庫に保管しておいても
どうしてもお餅にカビが生えてきますよね。
お供えの鏡餅も、最近では真空パックのものもありますが
家でついて作った鏡餅は鏡開きの頃にはカビがいっぱい。
お餅についたカビの取り方、そして安全性についてご紹介いたします。
簡単なお餅のカビの取り方
実は一番簡単なのは、電子レンジを使う方法です。
ただしレンジにかける前に、カビの部分はできるだけ落としておきましょう。
水に浸けてたわしなどでゴシゴシとこすっておきます。
その上でカビの部分にラップをかけておいてから
柔らかくなり過ぎない程度に、大きさにもよりますが
数秒~数十秒、様子を見ながらチンします。
包丁がスッと入るくらいになったら取り出して
カビの生えた部分を、包丁で削り取ります。
カビは色のついた部分は表面だけですが
餅の中の方まで菌糸が入り込んでいるため
しっかり多めに削らないと、カビ臭さが残りますよ。
電子レンジをつかわないのであれば、水に1晩浸けておいてから
ふやけた部分を少しずつ削り落とすようにします。
そもそもカビの生えた餅は食べても大丈夫なのか?
昔からカビの生えた餅は、こそげ落として食べていました。
ペニシリンという薬は青カビから作るから、少しぐらい食べても大丈夫という話も聞きます。
カビの種類はとても多く、数万種類あるそうです。
カビはカビ毒というものを作り出し、そのカビ毒も300種類以上あります。
カビ毒というのは毒というだけあって、人体に有害な作用をもたらします。
代表的なカビ毒の場合、発がん性、肝臓障害、腎臓障害、消化管障害、脳・肺浮腫、臓器出血などの危険性があります。
食中毒を起こした人もいるようです。
カビ毒は基本的に熱に強く、焼いたりゆでたりしても毒性は消えません。
揚げるなどすると、かび独特の臭いは消えますが、毒性は変わらないのです。
フグ毒のように、食べてすぐ症状が出るわけではないので
餅のカビは安全だと考えられているのでしょう。
カビの生えた餅は、食べないほうが安全だと私は思います。
餅の保存方法
来年からはカビが生えないように対策をしておきましょう。
鏡餅の場合は
・真空パックにする
・食べないことにする
と決めることもできますが
お家で作る鏡餅なら、出来上がって粗熱が取れてから
食品用消毒用アルコールスプレーをかけて乾かします。
そして飾る時に風通しが良くなるように、割り箸を餅の間に挟んでおきます。
これでカビの発生がかなり抑えられるでしょう。
切り餅の場合は、昔からの方法は「水に浸けておくこと」
注意点は餅が水面から出ないように気をつけることと
毎日水を交換することです。
今、多くの人がやってる餅の保存方法は冷凍です。
1個ずつラップに包んで冷凍庫に入れるだけ
手間がかからないので、気軽にできますね。
真空パックにする機械があれば、お餅も真空パックにしておきましょう。
一番風味が損なわれずに保存する方法だと思いますよ。
まとめ
カビの生えたお餅のカビ取りは、電子レンジが一番ラクですが
カビには毒性があるので、できれば食べないほうが良いでしょう。
来年からはカビが生えないように、保存方法を工夫しましょうね☆
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