節分には豆まきと恵方巻きというのが、全国的に定着している行事ですが
玄関に柊の枝に鰯の頭を刺したものを飾る風習はご存じですか?
もしかすると引っ越してきたり、お嫁に来たりした近隣のお宅には
玄関に飾ってあるかもしれませんね。
「今年からやってみよう♪」と決意されたあなた!
鰯の飾りを付ける時のマナーを学んでからチャレンジしてみましょう。
イワシの飾りの作り方
この節分に飾るイワシの飾りは柊鰯という名前なんだそうですが
なぜイワシと柊を使うのか?ということに意味があるのです。
実はイワシの臭いを鬼が嫌うんだそうですよ。
さらに柊(ヒイラギ)の葉っぱはトゲトゲしてますが
このトゲトゲした葉っぱが、鬼の目を刺すんだそうです。
なんだか「にんにくのドラキュラ避け効果」みたいですね~
この風習が定着している地域では、時期になるとスーパーなどで売ってるかもしれませんが
簡単に手作りすることができます。
まずイワシを焼きます。
こんがり焼けたら、身の方はそのまま食べるとして
頭を切り離します。
ヒイラギの枝をエラから目にかけて刺す、これで完成です。
メザシもイワシの小さいものなので、代用してもかまいませんが
ちょっと小ぶりの飾りになりますね。
いろんな写真がありますので、よかったら参考に。
いつからいつまで飾るの?
飾り始めと外す時期は、地域差がかなりあります。
なので一番確実なのは、イワシの飾りを毎年やってる近所の方に聞くのが一番。
「今年初めて飾りたいので、教えてください」と言えば
きっと親切に教えてくれますよ。
いつから飾るということについては
・節分の日から
・小正月(1月15日)の翌日から
という地域が多く
いつまで飾るかということについては
・翌日まで
・雨水(2月19日頃)の前日までに
・2月いっぱいまで
・翌年の節分まで
などいろいろですね。
雨水の日については、この日にお雛様を飾ると良いといわれているので
それと関連があるのかもしれません。
イワシの飾りの処分の方法
家の玄関先で鬼を祓ってくれたものですから、そのままゴミ箱にポイというのは申しわけがないものです。
「ありがとう」という気持ちを込めて処分しましょう。
方法としては
・お焚き上げにする
・白紙で包んで塩で清めて捨てる
・庭に埋める
などがありますが、近くにお焚き上げしてくれる神社がない場合が多いかもしれませんね。
習字に使う半紙などに包んで、お塩をかけて処分すればOKですよ♪
まとめ
日本独特の風習の柊鰯(ひいらぎいわし)ですが、簡単に始めることができるものです。
豆まきとともに、我が家の伝統行事として子どもたちに伝えていきましょう☆
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