節分の日は恵方巻きを食べるというのがずいぶん定着してきましたね。
手作りする人もいれば、当日にスーパーなどで買う人
その時しか売り出さないものを求めて、予約をしておく人
さまざまな参加の仕方がありますが、あなたはどうしてますか?
私は「1本丸ごと無言で食べる」というのに抵抗があって
ちょっと違う参加の仕方をしています。
子どもやお年寄りには無理ですしね。
あなたも自分に合った恵方巻き行事の参加をしてみませんか?
2017年の恵方とその由来
2017年の恵方はズバリ、【北北西 やや右】になります。
「そもそも恵方って何?」ってところから気になるところですが
恵方というは、陰陽道でその年の一番良い方向を干支によって定めたもので
歳徳神(としとくじん)という、その年の福徳を司っている神様がいらっしゃる方角のことです。
歳徳神のいらっしゃる方に向かって事を行えば、全て「吉」だといわれています。
恵方巻きを食べる時に「恵方を向く」とか「お願いごとをする」というのは
そういうところから現れているのでしょう。
「じゃあ、丸かぶり(1本切らずに食べる)とか無言で食べるというのは?」
切らずに食べることで「縁を切らない」という願をかけているものですね。
恵方巻きは「福を巻き込む」という意味もあるようで
しゃべると巻き込んだ福が逃げてしまうと考えるからなのだそうです。
お祈りをするときには普通無言で行いますから
無言でというのも、そこから来ているものなのでしょう。
ただし先にそういういわれがあって、丸かぶりをするようになったわけではなく
その由来はいくつか説があります。
・幕末から明治にかけて、商売繁盛・無病息災・家内安全を願って
大阪の船場で始まったのが、若い女性たちの恋愛成就の願望から広く普及した。
・船場の色街で、女性が階段の中段に立って丸かぶりしたら願い事が叶った。
・江戸中期、新しい香の物が浸かる時期なので、海苔巻きにして切らずに食べて
縁起を担いだ。
・船場の旦那衆が節分の時期に、遊女に巻きずしを丸かぶりさせて楽しんだ。
・戦国時代の武将が巻きずしを丸かぶりして出陣したら、戦に勝った。
こうしてみると「縁起担ぎ」の要素が強いので、「必ず1本丸かぶり」にこだわる必要はなさそうですね。
恵方巻きを巻きずし以外で楽しむ
恵方巻きは七福神にちなんで、7種類の具材を使っています。
家の近くのケーキ屋さんでは「恵方ロール」といって
7種類のフルーツを入れたロールケーキを毎年販売しています。
お家で作ってみても楽しいかも♪
「恵方巻き スイーツ」で検索すると、いっぱい画像が出てきますよ。
クックパッドなどでレシピも見られます。
節分の日の夜には、豆まきをしてから鬼が嫌うという鰯などを食べる風習もあります。
黙々と巻きずしを一本食べるのが抵抗があるなら
恵方の方角を向いて、象徴的に一切れ小さめのものをいただいてから
家族皆で夕食を囲むと良いですね。
まとめ
恵方巻きの風習は、縁起担ぎから始まったもの。
やり方を間違えると、悪いことが起こるとかいうような心配はありません。
新しい楽しみ方が増えたくらいの気持ちで取り入れてみて
節分を楽しく過ごしましょう☆
コメント