「最近目がすぐに疲れる」「かすんでよく見えない」
もしかしてお産の後からその症状は始まっていませんか?
昔はお産の後は「針仕事をしてはいけない」とか「水仕事をしてはいけない」とも言われ
1ヶ月位は家事をしないで赤ちゃんの世話だけをしていたものでした。
お産によって急激に変化した体が元に戻るために、十分な休養を取らなければいけないことを
昔の人は経験的に知っていたのでしょう。
今はそういうことを知らなかったり、あまり重要視しない傾向があるのかもしれませんが
少しでも知識をつけて、産後の目の疲れを回避していきましょう。
授乳によって目が疲れやすくなる
赤ちゃんが生まれた時から母乳が分泌されるようになっていますが
実は母乳は血液からできています。
最初のうちは少ししか飲めない赤ちゃんも、日に日に大きくなってたくさん母乳を飲むようになります。
母乳をたくさん飲むということは、その分栄養もしっかり取らないと
栄養不足・貧血状態になり、目に必要な栄養分や血液が届かないということになります。
また赤ちゃんは、夜中でも数時間おきに授乳する必要がありますので
お母さんは睡眠不足になるため、眠っている間になされる目の細胞の修復が十分にできなくなります。
だから目が疲れやすくなるんですね。
骨盤が戻らないと目に疲れにつながる
人間の体は、目をよく使うと肩甲骨の周りの筋肉がこわばります。
でも腰や骨盤に弾力がある人は、運動などによってこわばりが分散されやすくなり
肩や頭の上部がリラックスしやすいのです。
産後は骨盤が開いたままで筋肉の弾力が戻っていないので
その状態で目を使うと疲れやすくなります。
骨盤は産後3,4ヶ月かけて、ゆっくりと元に戻ります。
特に産後1ヶ月は安静にすることが大事です。
骨盤矯正などをするなら2ヶ月目以降にした方がよいのですが
体がもとの状態になるまでは、疲れやすい状態が続くことになります。
産後の目に疲れの対処法
できることなら赤ちゃんといっしょに横になって
1ヶ月ほどは家事一切はやらないのが一番です。
体が順調に回復するからです。
ただし休んでいる際に、スマホの画面を見たりDVDを見るのは
長時間にならないようにしましょう。
本を読むのも控えめに。
どうしても家事をやらねばならない環境の方も
お買い物は宅配サービスを使ったり、掃除や洗濯もできるだけ手を抜いて
手伝ってもらえる人を探してお願いしましょう。
授乳中はどうしても栄養不足になりますので、目に良い緑黄色野菜を多めに
鉄分・カルシウム・タンパク質をしっかり取ることが必要です。
まとめ
お産は体にとってかなりの負担になりますので
元に戻るまでは目の酷使はしてはいけません。
対処法は「しっかり休んで栄養を取ること」
これに限ります。
この時期に無理に動いてしまうと、様々な体の不調に悩まされる可能性もありますので
安静に目を使わないようにお過ごしくださいね。
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