下痢による脱水症状をどう治す?水分のとり方が重要

夏の間は熱中症による脱水症状が心配されますが
冬の時期に心配なのは、ノロウイルスやロタウイルスに感染した場合
嘔吐や下痢によって、脱水症状になることです。

子供は特に脱水症状なのかどうかの判断が大事。
脱水症状の目安や正しい水分補給の仕方を身につけましょう。

脱水症状かどうかの判断

脱水症状を放っておくと、命の危険があります。

まずはどんな状態になると脱水症状を起こしているのかを、知る必要があります。

大人の場合は

・口が渇く
・肌がカサカサする
・目がくぼむ
・尿量が少ない
・微熱がある

などのような症状で判断できますが

子供はさらに

・不機嫌、あやしても泣き止まない
・泣いてるが涙の量が少ない
・熱があるのに汗をかかない
・眠りがち
・おしっこの色が濃い
・肌に弾力性がない

こんな症状が現れたら、脱水を疑います。

子供の場合は、症状が急に進みがちですので注意が必要です。

脱水症状にならないための正しい水分補給の仕方

嘔吐や下痢が激しい時は、なかなか水分補給も難しいものです。

本当に1滴も飲めないような状況なら、病院で点滴を受けたほうが安心です。
すぐに楽になります。

ただし水分補給の仕方を間違えると、症状をひどくしますので気をつけてください。

まず水やお茶での水分補給は避けましょう。

食べ物が食べられる状態なら良いのですが、吐き気があって食べられない場合は、体の塩分が不足します。

塩分を補給しないで水やお茶ばかりを飲んでいると、尿といっしょに塩分が出てしまって、さらに塩分が不足し、深刻な脱水症状に陥ることがあるのです。

またポカリスエットなどのスポーツ飲料による水分補給も問題があります。

それは糖分がたくさん含まれていること。

胃腸が弱っている時にたくさんの糖分を摂ると、胃腸の負担になってしまいます。
スポーツ飲料は薄めて与えるか、経口補水液を少しずつ飲ませるようにしましょう。

喉が乾いていると、ごくごくと飲んでしまいがちですが
嘔吐が激しい時はすぐに戻してしまいますので
おちょこ1杯ずつを、様子を見ながら飲ませるようにしましょう。

食欲が戻った時の食事の与え方

食欲が戻ると、消化の良い物を少しずつ食べさせますが
ついやってしまうのが、甘いモノや冷たいものを与えてしまうこと。

ゼリーやアイス、果物などは、口には美味しいのですが、ダメージを受けた胃腸には負担のかかる食べ物なんです。
牛乳もよくありません。

みそ汁や重湯のようなものから始めましょう。
野菜スープなどもオススメです。

子供はお菓子をほしがりますが、ケーキのような糖分・油分を含んだものは、ちゃんと治ってからにしましょう。

早く体力をつけなければと、ついいろんなものを食べさせたくなりますが
食欲のないうちは食べなくても大丈夫。
水分さえ摂れていればなんとかなります。

胃腸のダメージが回復しない内に、いろんな食べ物を食べさせると
下痢がなかなか治らないことがあります

食欲が回復して食べたがってる時こそ、食べ物の選び方に注意が必要です。

まとめ

脱水症状をひどくしないための水分のとり方は
塩分の含まれているものを、少しずつ何度にも分けて飲ませます。

胃腸がダメージを受けている時には、甘いモノと油物・消化の悪いものは避けましょう。

子供の要求のままに食べさせると、下痢が長引く可能性があります。

病気の時は大変ですが、看病がんばってくださいね。

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