インフルエンザ対策に加湿器の効果は?部屋の湿度を上げる方法

風邪やインフルエンザの対策に、部屋の湿度を上げるのが有効と言われてますが
なぜ効果があるのでしょうか?

加湿器を買わなくても部屋の湿度を上げる方法など、いろいろ見ていこうと思います。

湿度が高いとインフルエンザにかかりにくくなる理由

部屋が乾燥していると風邪やインフルエンザにかかりやすいと言いますね。
乾燥しているとウイルスが元気で、湿度が高いとウイルスが死んでしまうのかと
単純に思っていましたが、実はそうではないようです。

空気が乾燥している状態だと、ウイルスが単体でいつまでも空気の中を浮遊し続けます。
でも湿度が一定以上あると、空気中のちりやホコリに吸着しやすくなるため
長時間空気中を浮遊できなくなるのです。

ウイルスが弱るわけではないのですね。

また湿度が高いと、私達の喉の粘膜もうるおいます。
だからウイルスが入ってきて粘膜にはりついたとしても、喉の粘膜がうるおっていると
異物であるウイルスを外に排出するように正常に働くため、インフルエンザになりにくくなるのです。

暖房器具による湿度の違い

暖房すると部屋が乾燥するといいますが、本当にそうなのでしょうか?

実はそうではないのです。

石油ストーブやガスストーブは、灯油やガスが燃焼することによって化学反応を起こし、二酸化炭素と水蒸気に変わります。
そのため空気中に水分が増えるので、自然と湿度が上がります。

我が家も毎年石油ストーブを使ってますが、窓ガラスや壁が結露するくらいしっとりしています。
だから加湿器は使ったことがありません。

ただし二酸化炭素が増えて空気が悪くなるので、換気は必要です。

その他の暖房器具、エアコンや電気ヒーター、石油を使っているけどFF式の暖房機などは
ただ部屋を暖めるだけで、部屋の中の水分量は変わりません。

でも部屋の温度が上がると、空気が含むことのできる水蒸気量は増加していきます。
そのため相対的に部屋が乾燥しているという状態になるのです。

だから暖房すると部屋が乾燥するのですね。

石油やガスを燃料とした暖房器具は、パワーが強くて加湿もできますが、空気が汚れるのが難点です。
ファンヒーターのように風が出るものは、ホコリを舞い上げてしまうこともあるので
かえって喉に悪い場合もあります。

なので、個人的にはファンが無いタイプのものが好きです。

エアコンや電気ヒーター、FF式の暖房機は乾燥するけど、部屋の空気はさほど汚れないので
そういった意味では安心な暖房器具でしょう。
あとは湿度を上げる対策をしておくと万全ですね。

部屋の湿度を上げる方法

加湿器を買えば、てっとりばやく効果的に湿度を上げることができます。

でも全部の部屋に加湿器を置くのも大変ですし、加湿器がなくてもそこそこ湿度を上げる方法があったら良いと思いませんか?

一番簡単で効果が高いのは、バスタオルを濡らしてしぼって、干しておくことです。
洗濯物でも良いのですが、見栄えが良くありませんよね。

バスタオル程度なら、ちょこっと干しておいてもそんなに気になりません。
乾いたら、また濡らして干しておくだけです。

あとは効果はバスタオルほどではありませんが、観葉植物を育てるとか
水槽に金魚などを飼っておくとか、床を水拭きするとか
時々霧吹きで水を撒くなどの方法があります。

またオフィスなどでは、カップにお湯を入れて置いておくとか
濡れたおしぼりなどを置くと良いでしょう。
机の上に置ける小さな加湿器もありますので、そういったものを利用すると
快適に仕事ができると思いますよ。

まとめ

ウイルスが弱るわけではありませんが、インフルエンザ対策に加湿は有効です。

加湿器を使うと効果的ですが、暖房器具によっては加湿する必要がないですし
加湿器がなくても部屋の湿度を上げる方法があります。

自分に合った方法で、過ごしやすい環境を整えていきましょう。

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