小さな子供はちょっと目を離した隙に、思いがけない行動を取るものです。
いたずらぐらいなら良いのですが、もしも大人用の薬を飲んでしまったら・・・
緊急時の対処法や誤飲を防ぐ方法などをお伝えいたします。
子供が薬を誤飲する事故が増えている
子供の薬を誤飲する事故が年間8000件以上あるそうです。
1割が吐き気などの症状を訴え、入院が必要なケースも。
母親の精神安定剤を20錠ほど飲んで意識を失い、一週間の入院を余儀なくされたという例もあります。
薬にはいろんなタイプがありますが、アルミシートに1錠ずつ入っているものは、子供の力で簡単に取り出せてしまいます。
アルミシートの強度を上げて、子供が取り出せにくくする対策を具体的に行っていくようですが
その前に子供が薬を飲んでしまわないように、大人が気をつけなければなりません。
もし子供が薬を誤飲したら
まずは中毒110番に電話しましょう。
・大阪中毒110番(365日 24時間対応)
072-727-2499 (情報提供料:無料)
・つくば中毒110番(365日 9時~21時対応)
029-852-9999 (情報提供料:無料)
厚生労働省では小児救急電話相談をしています。
#8000 に電話すると、お住まいの都道府県の相談窓口にに自動転送して、相談にのってくれるというもの。
番号がわかりやすいので、とっさの時に使いやすいです。
相談時には以下の内容を伝えられるように準備しておきましょう。
・何を飲みこんだのか?
・いつ飲みこんだのか?
・今の体調、様子はどうか?
かかりつけの病院が開いている時間なら、飲んだと思われる薬を持参して受診しましょう。
今は異常がなくても、後から副作用など症状が出る場合があります。
子供が薬を誤飲しないようにするためには
子供の目の前で薬を飲まないようにしましょう。
子供はいろんなことを真似するものです。
赤ちゃんでも油断できません。
そして当然のことながら、薬の管理に気をつけましょう。
子供の手の届くところに薬を保管しないこと。
下においてあれば、かばんの中のポーチに入れておいても危険です。
子供はいつも大人の行動を見ているもの。
1分目を離した隙に口に入れてしまったという例もあります。
薬を廃棄する際も注意が必要です。
子供が見ていない時に捨てましょう。
間違っても、子供がゴミ箱から拾って食べる事のないように・・・
まとめ
子供は目を離した隙に、薬を飲んでしまいます。
薬は手の届かないところに厳重に管理し、子供の目の前で薬を飲まないようにしましょう。
もし飲んでしまったら、中毒110番などの相談窓口に電話したり
診療時間内なら、急いで病院に行きましょう。
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