冬はノロウイルスによる感染症が流行するシーズンです。
数年前のような大きな流行はみられなくても、毎年一定数の感染が見られます。
さてノロウイルスに感染した場合、仕事を持っている者にとって悩ましいのはいつから出勤するかということ。
職場の上司に意識が足りないと、早く職場復帰するように急かされることもあるようです。
まずは自分自信がきちんとした知識を持って、他の人に移さないようにしましょう。
ノロウイルスはいつまで人にうつす可能性があるのか
ノロウイルスの潜伏期間は1~2日です。
そして症状が回復した後は1~2週間はウイルスを排泄すると言われています。
ということは、職場のトイレで他の人にうつす危険性が高いので
少なくとも下痢が治まるまでは出勤は控えたほうが良く
下痢が治まったとしても、そこから1~2週間はウイルスを排泄しているので
注意する必要があるということになります。
ノロウイルスは感染力が非常に高いので、特に食品を扱う職場では厳重に注意を払うべきです。
最低「勤務時間の間、下痢をしなくなってから」が、職場復帰の目安です。
感染させないように気をつけること
職場ではこまめな手洗いを心がけましょう。
特にトイレの後は、指と指の間や爪の間など、念入りに流水で洗います。
アルコール消毒は効きません。
消毒するのであれば、二酸化塩素除菌剤のスプレーを携帯して、トイレを使った後に便座やトイレのドアのノブ、水道の栓などにスプレーすれば、ウイルスを消毒出来ますので安心です。
会社からノロウイルスの検査をするように言われたら
職場でのノロウイルスへの理解が足りないために、困ることがあります。
まずは人手が足りないため、早く出勤するようにと急かされるパターン。
ノロウイルスを単なる胃腸疾患として考え、強力な感染症という意識が足りないのです。
食品を扱う職場ですと、お客様に感染して、最悪営業停止処分につながる可能性もありますので、その危険性をきちんと伝えるようにしてください。
また逆に慎重な場合は、検査をするようにと求められることもあるようです。
基本3歳未満と65歳以上でないと、ノロウイルスの検査は保険適用されないので自己負担となります。
その場合の料金は簡易検査では簡易的なものであれば数千円程度です。
ただし病院によって差がありますので、あらかじめ電話で聞いておくと良いですね。
簡易的な検査では、便の中のウイルスが少ないと検出されないことがあるので
確実な遺伝子検査を勧められることもあるかもしれませんが
その場合は15000円~20000円ぐらいかかります。
なお会社を休んでいる間の給料については、こちらのページを参考にしてくださいね。
4日以上休む場合は傷病手当を使うことができます。
まとめ
ノロウイルスは感染力が強いため、出勤のタイミングは慎重に。
出勤した際も周りにうつさないためにも、まめな手洗いと消毒をしましょう。
検査を求められたら自己負担になりますが、簡易検査なら数千円ほどです。
ゆっくり休んでしっかり治してくださいね☆
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