引越しして新居に着いたら、近所に挨拶をして、荷解きをして
近所のスーパーに買物に行ったり、郵便局や銀行がどこにあるか調べたり
やることがいっぱいあるものです。
そんなあわただしさが一段落したころ、あなたの心を蝕んでいくのが「引越しうつ病」
どんな症状があり、どうしたら予防できるか見ていきましょう。
引越しうつ病 こんな症状があったら要注意!
毎日の家事が出来なくなってくる。
献立を考えたり、買い物に行ったりがおっくうになり、やれなくなってくる。
食欲が無い
朝起きるのがつらい。
または寝付きが悪く、熟睡できない。
朝も早くめざめてしまう。
身の回りのことに関心を持てなくなる。
化粧もしなくなり、服装も無頓着になる。
家の中に閉じこもりがちになる。
身体症状として、便秘、動悸、めまい、ほてり、頭痛、肩こり、疲労感など
今までになかった体の症状を頻繁に感じるようになったら要注意です。
新築の家に引っ越した場合は、新しい家を汚したくないという気持ちが過剰に働いて
神経質に掃除ばかりするケースも見られます。
とにかく引越し後に、いつもと違う精神状態になったり
体の具合が悪くなったりしたら、引越しうつ病を考えて見たほうがいいかもしれません。
引越しうつ病 一見幸せなことも原因に
うつ病というのは、とても辛いことがあった時に発症するようなイメージがあります。
うつ病の発症のきっかけは「かかえきれないほどのストレス」
自分一人で到底処理できない量のストレスを、なんとかしようとして燃え尽きた時に発症することが多いのです。
ストレスというのは暑いとか寒いという気候の変化もストレスですし
結婚した、赤ちゃんが生まれた、就職したという一見おめでたい出来事もストレスになります。
たとえば私の場合は家にいることが一番落ち着いているため
「旅行に行く」という、一見ストレス発散できそうなこともすごくストレスになります。
家に帰ってくると「あー、帰ってきた。やれやれ」とホッとした気持ちになったことはありませんか?
引越しというのは、そういった安心できる場所を、また新たに作りなおす作業をしているのですから
気づかないうちに、すごくストレスを感じているのです。
ましてや日頃やり慣れない、ガスや水道の開栓の手続き
役所や郵便局の手続き、子供がいる人は幼稚園や学校の転校の手続きなど
しばらくは毎日がドキドキ・ハラハラの連続です。
いつもと違った状況下で無我夢中になっているので
疲れをさほど感じずに動けてしまうのですが
それが一段落した頃、疲れが出てきてしまうのです。
引越しうつ病になってしまった場合の対処法
まだ片付いてない荷物があっても、無理に片付けないようにしましょう。
調子の良い時に少しずつ。
症状が重くなったら、本当に何もできなくなってしまいます。
料理も作りたくなるまでは、お弁当や外食で。
いつもの安心できる環境を作っていきましょう。
お気に入りの音楽を聴いたり、DVDを見たり、本を読んで
日常から離れた世界を楽しみます。
私は調子の悪い時に繰り返し読んでる本のシリーズを持ってますよ♪
仲良しの友達や実家の親に、電話で「大変なの~。助けて。手伝いに来て~」と甘えてみる。
遠く離れていて無理でも、聞き慣れた懐かしい声を聞いて、ホッとできるかも。
どうしても気分の落ち込みや不眠で辛いようなら
病院で診察を受けて、薬の処方をしてもらうといいかもしれません。
引越しうつになりやすい人は「きちんとしてない自分が許せない」という意識がある真面目な人だと思います。
なかなかできないことなのかもしれませんが
「罪悪感を捨てて、無責任にやりたいことをやりたいだけやる」ができると、かなり楽になります。
同じように朝からずっと寝てるということだって
「あれもこれもやらなきゃいけないのに・・・」と思いながら寝てるのと
「よし、今日は何もしないぞ~ 明日元気になってからいろいろやるぞ」と思いながら寝てるのとでは
回復の仕方が違うと思うのです。
元気になったらいろんなことがサクサクとやれるようになりますから
安心して休んでくださいね。
まとめ
体や心の状態がいつもと違うことを感じたら
もしかするとそれは引越しうつかもしれません。
ひどくならないうちに早めに対処しましょう。
引越しの荷解きや日頃の家事もひとまず休憩して
しっかり休んで元気になったら再開です。
できれば親しい人に手伝ってもらったり
慣れ親しんだ音楽や本などの助けを借りながら
少しずつ自分の居場所を作っていきましょう☆
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