有害ミネラルとは?

「有害ミネラル」ってなんでしょう?
「ミネラル」なんていうと、体に良さそうな感じがしますよね。

なぜ「ミネラル」と呼ぶのかはちょっとわかりませんが、体になくてはならない栄養分の「ミネラル」とは違い、「有害ミネラル」とは体にとって毒なもの。
日常生活の中で知らず知らずのうちに体の中にたまり、「中毒」とまではいかなくても、
疲れが取れなかったり血圧が上がったり、食欲不振になるなど、健康を害する原因となるものなのです。

近頃では「ダイエットの障害になる」ということで注目を浴びているようです。

種類はカドミウム・水銀・鉛・ヒ素・アルミニウム・ベリリウムの6種類。

私たちが気をつけなくてはいけないのは、これらを体に取り込まないようにすることと、体から早く排出すること。

そのためにはまず有害ミネラルが体に入る経路を知り、そして排出する方法を知らねばなりません。

では、これらの有害ミネラルがどうやって体に取り込まれていくのかを考えていきましょう。

【水銀】
水銀といえば、「水俣病」が有名ですね。水銀を含んだ工場排水を海に流したことにより、
その近海の魚が汚染され、知らずに食べ続けた人たちが罹ってしまった病気のこと。
主に神経障害が起こるようで、手足のしびれやマヒ、運動障害などの症状が一生続きます。

やはり主な汚染源は魚。小魚よりも大きな魚の方が汚染度が高いです。
また、歯の詰め物のアマルガムも原因になります。

水銀が体内にたまるとダイエットしても効果が上がらないと言われています。
また、アトピー性皮膚炎の原因であるとも言われています。

【鉛】
毎日飲む水道水の管に鉛が使われていることがあります。
あとは、缶詰・毛染め・大気汚染などからも摂取される可能性があります。

鉛は酵素の働きを妨げるので、その影響からさまざまな症状が出ます。
高血圧・疲労感・頭痛・不眠・集中力低下・知能低下など。

【ヒ素】
今はあまり使われなくなったかもしれませんが、井戸水に含まれている可能性があります。
また、除草剤や農薬に含まれるため、野菜や果物に残留しています。

皮膚がんや肺がん・疲労感・吐き気・高血圧など。

【カドミウム】
カドミウムで有名な公害病は「イタイイタイ病」
カドミウムを含んだ工業排水を川に流したことにより、周辺の農作物が汚染され、
体内に蓄積され発症したもの。
異常に骨がもろくなり、ちょっとしたことで骨折してしまい、患者はみな「痛い、痛い」と苦しんだことから、この名が付けられたようです。

私たちの周りの汚染源は、車の排気ガス・タバコ・石油や石炭の燃焼など。
体内にたまってくると、腎臓や肝臓の障害・骨の異常・高血圧などを引き起こします。

【アルミニウム】
アルツハイマー病などの痴呆に関係があるといわれています。
私たちの周りには1円玉やアルミホイルなど、日常的に使われていますから、
過剰に摂取しやすい物質かもしれません。

鍋や食器にも注意しましょう。水道水にも含まれています。
体内にたまると痴呆症・アルツハイマー病・腎臓障害・胃腸障害などを起こします。

【ベリリウム】
今のところはっきりしたことはわかっていないようです。
大気汚染が原因で体に取り込まれます。
症状としてはセキ・息切れ・皮膚炎など。

次の記事でこれら有害ミネラルの排出方法を見ていきますね。

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